旬の物を旬の時期にいただくことの大切さは、3週間でわかります

日本人の腸は、欧米人より長くできています。それは、消化の悪い穀物を長い時間をかけて消化するためです。日本には日本の風土に合った食べ物があります。この話は、様々な説があり、腸が長い分胴が長いのが日本人で肉食に合わせて腸が短い欧米人は足が長いとも言われます。それを考えると、日本人は最近足が長くなってきています。欧米の食生活が日本人の体内にも影響し始めている可能性が高いということになりますね。

しかしやはり、風土に合った食生活はあるもので、日本には四季があります。その季節に合った旬のものをいただくことは食に目をおとすこととなり、健康に繋がるのは必然です。これは、たとえば旬の食材を専門の業者に配達してもらうのもいいのですが、外を歩き、サクラのつぼみが膨らんできた、寒さの向こう側が温かい雰囲気だ、などという季節を感じること、筍の季節が来たなど、体感しながら旬のものを料理しようとする豊かさがあると、もっと身体には良い影響が出ます。

心と体が繋がっているということです。そして、旬のものを旬の時期にいただこうと心がけると、その気持ちは自然とバランスの良い食事に繋がります。なぜなら、旬のものはお野菜やお魚、穀物などがほとんどです。牛肉の季節が来たな~ということはありません。旬の野菜を食するということは、副菜です。メインのお料理は他につくらなければなりません。すると自然とバランスが取れるということです。その食生活を3週間も続けると、痩せる人がいるでしょう。

それは、バランスの良い食事は無駄なものを欲しなくなるからです。おやつを食べずに、気がつけば夕食の時間ということも多々あります。

3週間で何が変わるかというと、まず身体がスッキリとし、便がよく出るようになります。食事に旬のものを入れようと心掛けるだけで、それにまつわる様々なものが連鎖し結果、豊かな食卓になるということです。身体が息苦しい感じだったことが3週間もすればわかると思います。3週間後、以前の自分は少し息苦しい体形だったんだと気がつくのです。スッキリ!という言葉がピッタリの気持ちをぜひ味わっていただきたいと思います。

今では冬でも夏のお野菜が手に入ったり、夏でも冬の食べ物が買えたりします。しかし、いつが旬なのかを知り、その時期に購入することが決め手です。スーパーでは、金額が下がると旬が来たと判断できるのではないでしょうか。キューリやトマトなどは、夏場の食べ物で、食べると体温を下げる効果があります。それを売っているからといって冬に食べて、何の効果があるのでしょうか。逆効果になる可能性だってあります。

“”みんな””がすることが正しいとは限らないですよね。自分の頭で考えない人はみんなと同じことをします。自分の頭で考える人は、自分が人と同じかどうかなど考えもしません。心がGood enough(これでよい)と思えている人は、自らの基準に照らし合わせて自分を受け入れている人です。Very good(とても良い)を求める人は、他社との関係で優越性を求めています。とても良いという評価が最高だと思われる日本で、これで良いと思う自分を育てるのは至難の業です。

しかし、どんな自分でも自分が需要できる人は自分の価値観で何が大切かを考えられる人なのです。旬ものを旬の時期にいただく豊かさを持っている人は、心の豊かさも持ち合わせている人ということでしょう。