酷使してる人もそうでない人もカラダの「声」に耳を傾けてみて!

身体の声に耳を傾ける行為は、ある程度気持ちに余裕がないとできません。バタバタ仕事に行き、バタバタと帰宅し、バタバタと友人たちとお茶に行く。そんな生活で身体の声は聞こえません。そんな生活の人は、まず、生活を変えなければなりません。しかしそういう人は、バタバタといろんな事をこなすことで、心の均衡を保つ人です。暇になると困る人です。暇になって自分に向き合う時間ができてしまうことが怖いのです。

バタバタ人生は、いろんな言い訳ができます。むしろ、周りがいろんな言い訳を投げかけてくれます。「いつも忙しいもんね」「いろんなことして偉いね」「忙しいのにありがとう」「眠れてる?」「疲れてない?」等々、あなたは忙しいからしょうがない、忙しいのにこんなことしてくれてありがとう、という、労りや賛辞をもらえます。そのことを知っていてバタバタとするのです。
バタバタ人生を送っている人、「わたしはそんなんじゃない!」と思われましたか?

そうですね。あなたの意識はそんなつもりはないのですから。でも、あなたの無意識は全てを知っていて、そのような人生をみずから選んでいます。人は、無意識が行動となって現れます。意識のような浅い部分では小手先の事ができるだけです。身体の声が聞ける人は、この部分を捨てた人といってもいいでしょう。何かのいい訳をしなくても生きられるようになると、体の声も心の声も聞こえるようになります。自分で疲れてきたと思えば、行動をセーブできます。みんなが働いていても、休みを取ることができます。

肩こりも頭痛も自律神経の乱れからくるのです。自律神経のバランスを整えるためには、食事も大きく関係してきます。バタバタ人生に何一ついいことはありません。いつまで経っても言い訳だけをしながら何の声にも耳を貸せずに終わっていくのです。そんな生活を変えるためにも、日々の食事に少しだけ気をつけてみませんか。まずは、バランスのいい和食をベースに、大好きなものをメイン料理にします。今まで好きなものだけを食べていた人、つまりメイン料理だけを食べていた人は、副菜も必ずつけます。

お味噌汁のような温かいスープも付けます。自分の意識ではメイン料理だけで満足しているかもしれませんが、身体は副菜も望んでいます。これが如実にわかるのは、食後のおやつに変化が出ます。一日に3回の食事、または2回でもかまいせん。そのあと、無駄におやつを食べたい気持ちが減ってきます。どうしてでしょうか?それは、ご飯、おかず、副菜、汁物を食べることによって、身体に必要なものが充足され、身体にストレスがかかっていない状態になります。

おやつが食べたくてしょうがない人は、食事で満腹になっていても身体は満足していないので、おやつという形で他のものを摂ろうとします。しかしそれは、何かが足りないというあなたの意識だけで、なんとなく”おやつ”に繋がるだけなのです。物足りないイコールおやつ。もしくは、物足りないイコール嗜好品となりますが、本当は食事のときのあと少しの副菜や汁物で済むのです。これはほんの初歩段階ですが、これだけでも大きく身体は変化しますので、是非やってみてください。