「土」が良質な作物は、最終的に人を健康にする遠いようで近い話

作物にとって土が大切だという農家さんの土とはどんなものでしょう。土が大事だと気付いていても、堆肥や肥料にこだわっているようでは最先端とは言いがいたいのです。土までたどり着いてくれたのなら堆肥や肥料は不必要だと言ってもらいたいのです。過保護にしすぎない土で元気な食物を育ててくれる農家さんの食物は、高級レストランからの引く手あまたです。土のエネルギーを存分に吸収している野菜や米は、私たち人間にも大きなパワーを与えてくれます。

日本は昔、人間が死んだら土葬していましたね。土に返すという作業です。さらに、砂風呂の砂は、人の悪い部分を吸って治してくれます。人間は自分の身体を砂の中に埋めると、その人から毒素が出るため木のそばでは埋まらないように。と、専門の書物には書いてあります。木が人から出る毒素で枯れるからです。この話しは長くなるので割愛しますが、屋内での砂風呂では、多人数砂に埋める作業をする人が毒家にやられて気分を悪くするくらいです。

このように土には秘められたすばらしいパワーがあるのですから、その自然の力を使わない手はありません。しかし、農薬や堆肥や肥料を使った方が、簡単に作物ができるため使うようになったのです。農家の人は、自分の家用に無農薬の野菜やお米を作っているという話は良く聞く話です。日本が大変な作業で食物を作ってくださる農家の方々に、もっと手厚いサポートをしてくれていれば、このような事にはならなかったかもしれませんね。

しかし現在は、土の大切さに気付き、自然の大切さに気付いた農家の方々が、ただ自然の力に任せる土づくり、食物作りに取り組んでくださる方が増えてきました。それらを手に入れようと思うと並大抵のことではありません。ですから、土の大切さはわかっている。でも今は手に入りにくい。だから今のところはこの辺りで…。と手を打ち、無理をせず手に入るもので自分の健康を守ることが大切なのです。何が大切かをわかっていればそれでいいと思います。

健康は、どこからはじめればいいのでしょうか。究極は土まで行くのか…。結局、全部繋がっているということですね。それを心にとめ、日々の食事を大切に思うことが自分の身体を大切にすることです。自然栽培の達人は、食物の気持ちになって、自分だったらこの土で気持ちがいいか?と問いかけるそうです。これは私たちにも応用ができます。これを食べてわたしの内臓はどうだろうか?腸は元気に動いてくれるのか?肌は喜ぶのか?そうすれば、何が良くて何が悪いかがわかるのではないでしょうか。

良質な土から出てきた食物が良質な人間を作ってくれるように、良質な食物を食べている人間がする行動は的を得て原点に返り、発想豊かな仕事や遊びができるに違いありません。なにせ、心が安定するのですから。このように心得た人が作る食事の時間は、共に食べる愛に溢れています。人間が欲する愛情の4つのうちの1つが「一緒に食べる」です。そのような食事を経験する人間が道から外れるはずがありません。冒険家にはなるかもしれませんね。